第9回 みなづき杯 U12
成長記録U-12
1回戦
vs ドライゼスク 4-1 ○
準決勝
vs 京都田辺 1-0 ○
決勝
vs TSA 1st 1-2 ●
準優勝/8チーム中
「マジでいけるって」
決勝戦のハーフタイムやベンチから口々に出ていた言葉。
強豪TSAはこの緊急事態宣言中に更に2人のエグい選手が入団したそうです。笑
まさに無敵状態!!
だけど、そんな相手にずっと「マジでいける」という声が口々に聞こえた。
1回戦。
ドライゼスクの2ndとはリーグ戦でやっている相手とはいえ、この年代は「強い」という声がよく聞こえてきたチーム。
結果的に言うと前半Aで行って3-0、後半Bで行って1-1でした。
12分ハーフと言うことを考えると圧倒しまくったAチームの成長を大いに感じる試合でした。
準決勝。
物凄く守備を固められた。
それに苦しみ、前半をスコアレスドロー。
後半にBに一気に変える事が出来ず、少しずつ交代をしていった。
また、3名の選手は出してあげれなかった。
そんな苦しい引いて守る相手には、はる坊のスーパーロングシュート。
5年のはる坊、なり。
6年は僕と2年目なので言いたいことを理解するのがこのチームのスタート時から早かった。
2人は最初かなり出遅れた。
しかし、2人を選んだ理由も物事の捉え方。
話の聞き方、自分の意見の持ち方。
こういう部分で5年ではズバ抜けていたので2人を呼び続けている。
やっぱり「再現性」が先ずは大切であるから。
「再現性」とは所謂、パスドゥーロの「型」をしっかりと再現出来るかどうか。
で、僕がしたいのは俺の教えてる通りやれ!
ではないです。
そこを知り、そこが出来る上で、その型をベースに自分なりの色を出していこう。
つまり。
「型」を知ってないと【型破り】は出来ないよって話で。
2人とも、少しずつ型破りまではいきませんが、【守・破・離】の破の部分も出てきました。
これからが楽しみです。
さて、話を戻して。
そういう采配を準決勝でしました。
この大会の目的は「全選手をなるべく同じ時間出して、同じだけの責任感を持ってもらって、優勝する」なので、決勝の采配は勿論、準決勝で試合時間が少なかったBのメンバーでTSA 1stを倒す。
という采配となります。
という前提からの…
「マジでいけるって」
です。
前半早々に失点。
そこからやっと覚悟が決まりだし、みんなが持てる力を出そうとする。
すると素晴らしいディフェンスから相手が無理やり繋ごうとしてキーパーまさかのバックパスをキャッチ。
間接フリーキックをそうじろうが決めて同点。
そこから前半は守備で圧倒し、がっぷりな試合。
シンタは永遠とベンチから離れたとこ、いや、自分のポジションに近い、左サイドバック付近から大声で指示を出し続けてくれていました。
他の選手もドンドン、ピッチのみんなを見て声が出始め…
ハーフタイムで戻ってくる時に、キーパーのソウスケから「マジでいけるって、マジで勝ちたい」と。
その後に戻ってきたソウジロウ。
「俺、あのディフェンスやったら絶対いけるから、この試合勝てるんちゃう?」
まだ少し圧倒されていたディフェンス陣。
ソラ、レイ、リュウセイに少しばかり厳しめに気合を注入。
そうすると後半、その3人もエンジン全開。
シュウタはミスは多いけど、切り替えはめちゃくちゃ良かった。
セイはよく喋るようになった。
まだ少し球際でお上品なとこあるけど、それでも何度も何度もプリモのディフェンスの脅威となった。
そうじろうは圧倒的だった。
あのプレーを毎回してくれ。笑
ソウスケもたまに張り手とかするけど、ホンマに強く逞しくなってきた。
そしてなんと言ってもカンタ。
「古巣とやるのわ〜」みたいな弱気なこと言うてたのに、試合中はずっと強気に自信持ってプレーしてたな。
素晴らしいスルーパス、ボール奪取。
ホンマにええ試合やった。
TSAのコーチから「こっそり15分やりますね」と。
最後まで手を抜かず来てくれたTSA。
そしてそんな相手に最後までやり抜いたみんな。
後半はベンチでナオトが何回も「マジでいけるって」と興奮してました。
結果は負けました。
まだまだそんなに甘くはありません。
勝ったとしても負けたとしてもまだまだです。
でも、みんな気がついた?
心が育つとサッカーも自然と強くなってる。
まともにサッカー出来てない日々が続いてるのに明らかに良くなってる。
人は創意工夫でどんな場所でも成長出来る生き物です。
もっともっと、身体も心も成長していこう。
痺れる試合をありがとう!
俺らは全員でチーム!
全員を出す事が目的ではない。
全員が成長し、全員でいつでも一つ!
バモス!!
監督