U-10.11 マドリディスモTRM
成長記録U-12
U-10.11 マドリディスモTRM
4、5年生全員で、2チームに分けて試合をしました。
結果的に、両チームとも無得点に終わりました。
前日、6年生のMUFGの応援へ来てくれた選手たちは、何か感じたものがあったんじゃないかと思います。
そんな中での、貴重なトレマ。
間違いなくみんな上手くなるチャンスで、何かを掴んだり、あんな舞台でピッチに立ち活躍できるようになれるチャンス。
そしてみんなに平等に与えられたチャンスです。
トレマが2週に1回やとすると、月に2回。
1年間(12ヶ月)でたったの24回しかない、その中の1回って事を忘れないでほしい。
もちろん上手くいく事もあればいかないときもある。
それは人やから当然のことやと思います。
でもそこの1回に向けて、どんな気持ちで挑んだか?
あのとてつもなく迫力のある、すげー舞台に立ちたいって思った選手は少なからずいたと思う。
そこまでたくさんたくさん繰り返して、何回も何回もチャレンジして準備してても、失敗することだってある。
むしろ失敗はすると思う。
それに向けた、準備のうちの大切な大切な1回やったってこと。
みんなは、どれくらい本気になれた?
どれくらい自分の持ってるものを100%出せた?出そうとした?
この日1日を通して、自分の持っているものを常に出そうとしてる選手の方が少なかったように思う。
そりゃ、今の時点でできることに差があるのは当然やしそれは仕方ない!!
でも、“最後までやる”とか、“絶対追いかける”とか、そういう誰にでもできるところは最低限みんなやってほしかった。
全部をやってなかったってわけじゃないけど、試合に出てるなら、少なからず8人に入ってピッチに立つ選手ならば絶対にやらなければいけないこと。やと思います。
そしてやっぱり、とにかく本気で叫び続けるのなおとの声はずっと聞こえてました。
思ってることを素直に仲間に伝えてました。
「できひんかもしらんけどな、とにかく自分を信じたらいいねん」
って、まひろの背中を押しながら言ってました。
それを見た瞬間、「ほんまその通りやわ」って素直に頷いてしまいました。
自分のことだけじゃなくて、仲間のことまで気にかける。
そして、なおとなりの励ましの言葉を贈れる。
それはそれは素敵な人です。
これは人として、圧倒的に武器だなと、心の底から感じました。
そして試合の方は、本気で闘う。
本気でいけていない仲間に対して声を張り上げる。
そうやってひとつひとつに本気で向き合い、本気でやり続けてる選手は絶対活躍する日がくる。
もしかしたらサッカーでの活躍じゃないかもしれないけど、絶対にそんな日がくる。
ピッチに立って、勝ちを最後まで目指さない、本気になれないのは絶対違うなと思います。
どんな理由があろうと、自分がピッチに立っている時間は他の選手が上手くなる時間を貰ってるってこと。
サッカーが上手い下手とかは関係ない。
そこを自覚持って、本気で立ち向かっていけるか!!
そこやと思います。
そういう小さい積み重ねが、いつかの大きな成長に繋がってるってイチローが言ってました。
“良くなかった1日”でさえ、反省点を見つけて改善していけるようにすれば、“なくてはならない素晴らしい1日”に変化する。
俺にとっても、そんな1日でした。
みんなにとっても、誰にとっても無駄じゃない1回になるよう、毎回を大切にできるように!!
田中コーチ